西欧史(英仏伊西蘭など) 高校世界史

【世界史】フランス史をマンガみたいに超速攻略!⑤フランス革命前夜編

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さあ今回は第5回、

フランス革命前夜編です。

 

この「フランス革命」という出来事は、

世界史におけるあらゆる出来事の中で

1、2を争うほどの大きな歴史的意義を持つものなのです。

 

マロ
マロ

楽しみだにゃ

 

旧制度アンシャン=レジーム(アンシャン=レジーム)

 

まずフランス革命とは何か。

それを一言で言うとすれば、

「旧制度」アンシャン=レジーム(アンシャン=レジーム)の打破

です。

 

では、この「旧制度」とは、

一体何でしょうか。

 

3つの身分

 

当時のフランスは、

3つの身分に分かれた社会でした。

 

第一身分聖職者第二身分貴族

そして第三身分平民です。

 

このうち第一身分と第二身分とが特権階級で、

「伝統」をよりどころに

免税権や年貢徴収権、参政権などを有していました。

 

彼ら(の上層部)は時代の変化の中でパワーを落としながらも、

絶対王政を上手--く隠れ蓑として利用しながら

上述のような封建的諸特権を維持し続けていました。

 

(ただ、下級の聖職者・貴族は貧しい暮らしをしていました。

つまり、さらに極々一部の人間のみが

諸特権により贅沢三昧をしていたのです。)

 

 

一方、第三身分

ひたすら働かされ搾取されるばかりで、

参政権もありませんでした。

 

多様な平民

 

ただ、一口に「平民」といっても、

彼らは決して均質的ではなく、実に多様でした。

 

最大多数である①農民

職人・手工業者などの下層市民

のみならず、

 

③士業・教授などの自由職業者

新興商工業者

ブルジョワジー(上層市民)

のような上位層も含んでいました。

 

ヤマ
ヤマ

ここでクイズです。

①~⑤のうち、革命期に最も急進的だったのは

どれでしょう?

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

正解は②です。

 

①は「自分の土地さえ手にはいりゃいいや。

自分で耕して生きていけるし」

というスタンスでしたが、

 

②は後ろ盾も失うものもありませんから、

「すべてをブチ壊せ!!!」

とでも言わんばかりの鼻息の荒さで暴れまくりました。

 

あまりに目立ったので、②には

サンキュロット(貴族がはくキュロットをはかない人々)

という固有の呼び名までつきました。

 

一方、

知的エリート層である③や

経済の実態時代の流れに明るい④も、

矛盾だらけの古びた旧制度をきわめて鋭く批判しました。

 

その代表格が、かの有名なヴォルテールルソーです。

 

これらに対し、

既得権益をもつグループ」

として、

むしろ特権身分と利害が一致していました。

 

風穴

 

ただ、大衆を巧みに導き、

そのパワーを革命を具現化する原動力に変えられるのは、

権力と知力とをあわせ持つ者です。

 

何を隠そう、

他ならぬ貴族・ブルジョワジーのなかから、

 

啓蒙思想に目覚めて

矛盾だらけの古びた絶対王政・封建領主制を打倒する

反体制運動のリーダーとなる者が

続々と現れたのです。

 

革命の風を通す「風穴」が、

旧体制のなかに開きつつあったのです。

 

危機のルイ16世(1774~92)

 

改革と危機

 

太陽王🌞ルイ14世以来、

浪費、戦費、貴族年金などなど・・

により、国家財政は火の車でした。

 

先々代🌞、先代の荒遣いのツケを払わされた

ルイ16世は、財政改革のため、

重農主義者テュルゴー

その失脚(1776)後は銀行家ネッケルを財務長官とします。

 

しかし彼らの「特権身分への課税」という改革案は

案の定、特権身分から猛反発を食らいます。

 

絶対王政を制限(することで課税を回避)すべく

特権身分が要求した議論の場が、

あの懐かしの全国三部会でした。

 

そう、

かつて超絶イケメンのフィリップ4世✨が

聖職者への課税のため招集し、

絶対王政を確立したルイ13世停止した、

あの全国三部会です。

 

この要求に、

同じく主張を戦わせる場を求めていた第三身分も加わり、

全国三部会は開催され、

革命の序曲は音を立て始めたのです。

 

このように、実は革命の風穴を最初に開けたのは、

他ならぬ特権身分でした。

 

その他の危機

 

国家財政の危機王政の危機に加え、

 

気候異常🌋による農業不振

英仏通商条約で大量流入したイギリス製品の圧迫による工業不振

などにより、

 

フランス経済そのものの危機

も深刻化していました。

 

せまりくる革命

 

全国三部会

 

構成

 

三部会開催に先立ち、

 

第三身分こそが全てであり、唯一国民を代表するのだ!」

という過激な主張をした

 

シェイエス神父『第三身分とは何か』

というパンフレットが大反響をよびます。

 

三部会は

第一身分・第二身分(人口の2%)がそれぞれ300名

第三身分(人口の98%)が600名

という、平等とも不平等ともとれる玉虫色の構成でした。

 

またシェイエスやミラボーのように、

特権階級でありながら第三身分議員となった者もいたり、

聖職者議員には第三身分寄りの人も多くいたりしました。

 

議決方法

 

マロ
マロ

ちょっと待つにゃ・・!

 

特権身分600VS第三身分600で、

しかも聖職者に第三身分寄りが多かったのなら、

第三身分有利だにゃ!

 

にゃるほど、こうして革命が

 

ヤマ
ヤマ

ストップストップ!

そう簡単に革命は進まないよ

 

実は、この玉虫色の三部会には、

あるカラクリがあったのです。

 

それは、じつは個人別投票ではなく、

身分別投票だったということです。

 

つまり、どんなに第三身分が頑張ろうと、

何十人もの聖職者を引き込もうと、

2対1

第三身分に勝ち目はなかったのです。

 

ヤマ
ヤマ

もともと特権身分が自分の意見を通すため

に開いたのが三部会なのですから、

 

特権身分有利のシステムだったのは

ある意味当然ですね。

 

テニスコートの誓い🎾

 

「こんなのやってられっか!!」

と見切りをつけた第三身分議員は

自分たちだけの議会をつくろうとします。

 

こうして彼らは

自分たちのみが国民を代表する者だという意味を込めた

「国民議会」の発足を宣言しました。

 

加えて彼らは、

 

憲法制定・国民議会の公認

が実現するまで、俺らは決して解散しないぞ!」

 

と、球戯場に集まって宣誓しました(球戯場テニスコートの誓い)。

 

王の承認

 

第三身分の勢いに押されたルイ16世

第一身分・第二身分に第三身分と合流するよう勧告しつつ、

国民議会を承認します。

 

こうしてオフィシャルの組織となった国民議会は、

憲法制定国民議会

と改称し、憲法をつくりはじめます。

 

マロ
マロ

まさに革命的だにゃ

 

ヤマ
ヤマ

たしかにスゴイ変化だね。

 

ただ、あくまでも

「主権者たる王の承認」

のもと

「合法的に」

なされた行為だから、

 

「王の権力を」

「王が定めた法に逆らって」転覆させる行為としての

「革命」とは、

まだまだかなり距離があったんだ。

 

次号、フランス史⑥革命勃発編!

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